2022年7月2日に開催された五條市総合防災訓練に行ってきました。
数年ぶりの真夏の防災関係イベントかつ例年以上の猛暑により、会場についた瞬間から「とても暑い…」と感じる撮影になりましたが、奈良県防災航空隊の「やまと2000」(ベル412 JA20NA)を中心に様々な乗り物や訓練風景をカメラに収めることができました。
その一部をまとめてみました。
令和4年度五條市総合防災訓練の模様
2011年の紀伊半島大水害をもたらした台風12号相当の台風により、紀伊半島全域で土砂崩れなどが発生。五條市でも土砂崩れや孤立集落の発生などの被害が起きているとの想定で今回の訓練はおこなわれました。
関係機関による訓練展示
開会式をおこなったあと、実際の訓練展示が始まりました。
ドローンや各種車両による偵察訓練
本日のお目当ての奈良県防災航空隊の防災ヘリ「やまと2000」(ベル412EP JA20NA)
孤立者救助訓練に参加し、ホイストを用いた救出活動を披露しました(下記動画で後述のドクターヘリによる重傷者搬送訓練とあわせて掲載)
奈良県防災航空隊と奈良県ドクターヘリの活躍の様子
道路啓開訓練には国土交通省の照明車や五條市消防団のBD-1型ポンプ車などが参加していました。久しぶりにBD-1型ポンプ車をみる機会を得たのですが、レトロな風貌がたまらないですね。
市や県の防災訓練では地域に根差したインフラ企業や自治体の一風変わった緊急車両を見るのを楽しみにしています。今回はこちらの五條ガスの緊急車両がなかなかいい味でてました。
河内長野市の災害対策車は消防車風。自治体の緊急車両も自治体ごとの個性があって面白いです。
今回の訓練は緊急走行は少なめでした。
実質、奈良県警察と五條市消防団による救出訓練の際だけだったので、少々物足りなさを感じつつ…
奈良県警察広域緊急援助隊が、倒壊家屋の屋根をエンジンカッターにより切断し、軽傷の要救助者を救出。
その後、五條市消防団の車両により要救助者は医療機関へ搬送となりました。
民間の災害救助犬によって倒壊家屋内に閉じ込められている要救助者が発見され、陸上自衛隊第7施設群の隊員がファイバースコープを用いて建物内を確認
奈良県広域消防組合五條消防署特別救助隊による救出活動と並行し、ドクターヘリで到着した医師と看護師が奈良県広域消防組合の救急車により現場到着。
救出された要救助者は救急車内に収容され、その後ドクターヘリで医療機関へ搬送となりました。
ちなみに今回参加していた災害救助犬は、SAR-DOG CWCの「ディーゼル」号と「カンナ」号(どちらもラブラドールレトリバー)でした。肝心の写真はピンボケですが…
https://sar-dog-cwc.com/
以上が主な訓練の様子です。
体験ブース
会場内には各関係機関による体験訓練ブースが設営され、ちびっこに人気でした。
車両展示がされているブースもありましたので、そのうちの2台を掲載します。
奈良県広域消防組合・本部601(積載車)
五條消防署に置かれているらしいですが、本部表記になっています。どういった運用になっているのか気になりますね。
大規模な訓練ではよく見かける水陸両用バギー(ARGO)
そういや今年は秋に静岡県で緊急消防援助隊全国訓練があるらしいですね。
その他に奈良県警察五條警察署のパトカー(五條201)や自衛隊奈良地方協力本部の1/2tトラックが展示されていました。
帰宅して写真を取り込んでみると、ピンボケ写真多め…
ここ数年のブランクと暑さの影響が撮影結果にしっかりと現れてしまったので、徐々に感覚を取り戻していきたいところです。