2023年5月20日に開催された令和5年度大和川水防・大阪府地域防災総合演習に行ってきました。
毎年5月ごろは各地で水防演習がおこなわれていますが、ここ数年はコロナ禍により関係者のみでの開催や中止続きでしたので、開催を楽しみにしていたイベントでした。
そんな令和5年度大和川水防・大阪府地域防災総合演習ですが、国土交通大臣が来るということで昨今の情勢を鑑み、一般見学者の手荷物検査、金属探知機による身体検査がおこなわれるなど物々しい雰囲気となっていました。
駐車場にも警護車が複数台いる状況
また去年11月の令和4年度近畿地方整備局・堺市合同総合防災訓練のように見学席の前が通路となっているなどして、撮影中に見学者マスコミ、訓練進行の係員が行き交うことで何度も被られるなど撮影環境も非常に悪いものでした。

いろいろと大変だった大和川水防・大阪府地域防災総合演習の模様を簡単に紹介していきます。
各種訓練
訓練は開会式のあとに二部構成でおこなわれ、前半は大和川流域の各市や国土交通省近畿地方整備局などが中心の水防訓練、後半は会場を管轄する柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部などが中心の救出・救護訓練となっていました。
水防訓練、救出・救護訓練に参加した各種車両の緊急走行
水防訓練
会場内の大型ビジョンに各種デモ映像を放映し、台風による水害への対応がすすんでいきます。
シンゴジラを彷彿とさせる感じでした。
大和川流域市の職員などによる各種水防工法の訓練
訓練には民間企業や大学の学生も参加していましたが、株式会社ジェイテクトの社員の中にはパワーアシストスーツを装着した方もいました。
災害派遣要請で出動した陸上自衛隊第37普通科連隊の隊員も、土嚢作成などをおこなっていました。
国土交通省地方整備局の災害対策用ヘリによる被害状況偵察
近畿整備局の「きんき」号(JA86KK)ではなく、関東地方整備局の「あおぞら」号(JA83KT)が会場上空に飛来しました。
その他に国土交通省TEC-FORCEの訓練や排水ポンプ車の訓練など様々な訓練がおこなわれましたが、ブログに使えそうな写真を撮れていないので割愛します…
救出・救護訓練
大阪市消防局航空隊による孤立者救助訓練
大消ヘリ1「おおさか」号(JA210F)が参加しました。
柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部・指揮車が現場到着
DMATが現場到着
柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部・救助工作車が現場到着
水没建物・車両、土砂埋没建物からの救出救助活動
トリアージ、ドクターヘリによる搬送
展示ブース・訓練参加車両
各機関による展示ブースで展示されていた車両の一部と、訓練会場を後にする車が落ち着くまで、撤収していく訓練参加車両を撮影していたものとあわせて紹介します。
展示ブースの展示車両
日本赤十字社大阪府支部大阪赤十字病院
dERU(国内型緊急対応ユニット)

日本赤十字社のパネル展示
国土交通省近畿地方整備局
照明車(R02-4653)
国土交通省近畿地方整備局近畿技術事務所
対策本部車(19-4600)
その他に陸上自衛隊の軽装甲機動車などが展示されていました。
撤収していく訓練参加車両
柏原羽曳野藤井寺消防組合消防本部
はしご車
大阪府警察本部
小型警らパトカー
富田林市消防本部
ポンプ車(スモールタンク車)
八尾市消防本部
ポンプ車(救助ポンプ車)
河内長野市消防本部
ポンプ車(スモールタンク車)
大阪府警察本部
警護車
東大阪市の車両
国土交通省近畿地方整備局大和川河川事務所
対策本部車(21-4600)