2024年9月21日に関西国際空港で関西国際空港開港30周年 関西国際空港「空の日」フェスティバル2024がおこなわれました。
あまり一般公開される機会がない海上保安庁関西空港海上保安航空基地の公開がおこなわれるということもあり、朝早くから撮影に行ってきました。
関西空港海上保安航空基地公開
自衛隊の駐屯地創立記念行事のように簡単な手荷物検査をおこない、基地内の格納庫に足を踏み入れました。
関西空港海上保安航空基地の格納庫内
MA954「はやぶさ2号」(JA954A)
機動救難士が使用するバスケット担架やエバックハーネス、ウェットスーツ、潜水資機材などの各種救助資機材
MA953「はやぶさ1号」(JA953A)
MH687「みみずく1号」(JA687A)
普段見ることのできない視点でMH687「みみずく1号」を見ることができたので来た甲斐ありました。
MA953「はやぶさ1号」の機内
同機は旅客機として運用されていた機体を中古で購入し改造したもののため、座席シートや荷物入れは旅客機時代のままのようです。
第十管区海上保安本部鹿児島航空基地所属の同型機(サーブ340B)は新造機のため荷物入れがなく、鹿児島から転勤されてこられた隊員さんは時々荷物入れで頭を打つことがあるそうです。
MH698「おおたか1号」(JA698A)
本来の関西空港海上保安航空基地所属機であるMH688「みみずく2号」の代替機として、第十管区海上保安本部所属のMH698「おおたか1号」が運用されていました。
昨年の秋は第十一管区海上保安本部所属のMH697「ちゅらわし」(JA697A)が代替機として使用されているのを見たこともありますが、機体点検の兼ね合いで各管区でヘリコプターを融通しあっているそうです。
本来の関西空港海上保安航空基地所属機がそろっているのは年間を通して1、2か月とのことで、「思ったより短い期間だな」と感じました。
格納庫の一角の各種機材が並べられた大きな棚
展望ホールSky Viewでは機動救難士による訓練のデモンストレーションもおこなわれました。
特殊車両展示
関西空港海上保安航空基地を1時間ほど見た後は、特殊車両展示の会場へ向かいました。
GPU(航空機用冷暖房車)
駐機している航空機に冷暖房の空気を送り、機内の快適な温度環境作りをおこなう車両です。
航空機自体のAPU(補助動力装置)を作動させる代わりにこの車両が冷暖房の空気を供給することで騒音や航空燃料の消費を抑えることができるそうです。
大型化学高所放水車(関空消防9)
関西エアポートオペレーションサービスが保有する車両で、空港内の航空機給油施設の災害に備えて配備されています。
艤装は日本機械工業です。
トーイングカーとトーバー
航空機を地上で移動させるための車両です。
そのほかに大阪府警察関西空港警察署の警らパトカーをはじめとした警察車両(白バイや現場指揮官車、大型輸送車)や、GSE(空港地上支援車両)車両が展示されていました。