2024年10月26日から10月27日にかけて京都府福知山市の陸上自衛隊福知山訓練場をメイン会場に令和6年度近畿府県合同防災訓練(令和6年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練、令和6年度京都府総合防災訓練)がおこなわれました。
毎年、緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練と近畿府県合同防災訓練、開催府県の防災訓練をあわせておこなっており、去年の和歌山県に続いて今年は京都での開催ということで、一般公開日の27日の早朝、福知山市まで行ってきました。
陸上自衛隊福知山訓練場(メイン会場)の訓練の様子
緊急消防援助隊三重県大隊
まずは緊急消防援助隊三重県大隊が到着し、順次各府県大隊が進入してきました。
緊急消防援助隊のブロック合同訓練といえば、普段見ることができない規模の消防車や救急車の車列が サイレンを鳴らして勇ましく訓練会場へ進入してくるイメージですが、今回は訓練会場進入から訓練時間を通して1台も消防車、救急車はサイレンを鳴らさず…
ほとんどの消防車両は会場進入後、駐車位置から動くこともなく、救助活動が淡々と進んでいったのでこれまで見てきたものよりかは地味な印象を受けました。
地元和歌山県の高野町消防本部に配備された小型救助車は協定を結んでいる和歌山トヨタの積載車に積まれて会場進入
「総務省消防庁は積載車もセットで貸与すればいいのにな」と思いました。
大阪南消防局の救助支援車
京都府警察の高性能救助車
会場入り口に狭くてぼこぼこな坂があり、訓練車両駐車場への進入に難儀する車両が多い中、難なく登っていく姿は頼もしかったです。
この車両は訓練には参加せず、後述の車両展示に参加するため来場したようです。
中高層建物倒壊救出救助訓練
車両駐車位置から訓練スペースに資機材や人員を運ぶため走り回る和歌山市消防局の水陸両用バギーと高野町消防本部の小型救助車
現場までは大型の消防車両が近づけないという訓練想定だったようで、現場直近部署は指揮車や救急車などが数台でした。
浸水害救出救助訓練
対岸からロープを張るために、レスキューショートを撃った瞬間
大規模火災消火訓練
実際に燃やしての訓練でした。
ジャパンケネルクラブの災害救助犬
ジャーマンシェパードやラブラドールレトリバーが多い中、この子はコーギーですかね?
狭い場所での捜索を頑張ってくれそうです。
浸水害救出救助訓練
この巨大なボートは大阪市消防局に総務省消防庁から配備された高機能救命ボー卜です。
日本レスキュー協会の災害救助犬
サポーター会員として微力ながら応援している団体の子なので、「がんばれー」と遠くから応援しました。
海上保安庁「みほづる」(JA961A) 第八管区海上保安本部美保航空基地の所属機なので、第五管区海上保安本部管轄地域に住んでいる身としてはあまりなじみのない機体です。
トンネル崩落救出救助訓練
支援物資搬送訓練のため会場上空を飛行する陸上自衛隊のUH-1J
中高層建物倒壊救出救助訓練
神戸市消防局航空機動隊「KOBE-Ⅱ」(JA02KB)
福井県防災航空隊「ブルーアロー」(JA291A)によるホイスト救助訓練
京都市消防航空隊「あたご」(JA02FD)によるホイスト救助訓練
車両展示、防災展示
各企業や団体などによる車両展示、防災展示もおこなわれました。
京都市消防局(山科消防署西勧修寺出張所)のポンプ付き救助工作車
KDDIの移動基地局車
NTTドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルも移動基地局車の展示がありました。
そのほかに各機関、団体による多数のブース展示などがありました。