2023年11月3日、4日の2日間に渡って地元・和歌山県で開催された令和5年度緊急消防援助隊近畿ブロック合同訓練を見に行ってきました。
この訓練は近畿府県合同防災訓練、和歌山県総合防災訓練と合わせて実施されました。
緊急消防援助隊のブロック合同訓練を見に行くときは、だいたい2泊3日で各地へのグルメ旅としていくのですが、地元も地元の和歌山市や海南市を会場に今回の訓練がおこなわれたので移動などが楽でした。
1日目の海上防災訓練（同時開催の和歌山県総合防災訓練のプログラムの一部として実施）を1ページ目で、一般公開がされた2日目のメイン会場（海南火力発電所跡地）の訓練の模様を2ページ目で紹介していきます。
1日目におこなわれた各種訓練
1日目は一般公開がおこなわれている会場がなく、同時開催の和歌山県総合防災訓練のプログラムの一部としておこなわれていた海上防災訓練を見に行きました。
ヘリコプターを使った高層建物航空部隊救出救助訓練や傷病者搬送訓練も会場がマリーナシティ内のためどこかから眺めておこうと思ったのですが、参加予定のヘリが実災害出動のためキャンセル…
海上防災訓練
マリーナシティ大波止の沖合で海上保安庁を中心とする各機関の船舶とヘリにより、物資輸送や救助、消火、漂流物回収などの訓練がおこなわれました。
近畿地方整備局和歌山港湾事務所の海面清掃兼油回収船「海和歌丸」による漂流物回収活動
第五管区海上保安本部和歌山保安部の巡視艇「きいかぜ」、和歌山県の漁業取締船「はやぶさ」、和歌山県警察の警備艇「きしゅう」による流出油の航送攪拌
海上自衛隊呉地方隊佐伯基地分遣隊の多用途支援艦「げんかい」から巡視艇「きいかぜ」や漁業取締船「はやぶさ」などへの物資の積み替え
第五管区海上保安本部和歌山海上保安部海南海上保安署の巡視艇「わかづき」搭載のゴムボートなどで救助された要救助者は、午前中に見に行った近畿地方整備局・堺市合同総合防災訓練に引き続き登場の「ちゅらわし」（JA697A）により吊り上げ揚収
「ちゅらわし」は本来、第十一管区海上保安本部の所属機ですが、代替機として運用されているようです。なかなか見れない十一管区のヘリが1日に2回見れる機会に恵まれたのはよかったです。
海上防災訓練の最後は第五管区海上保安本部神戸海上保安部の巡視艇「ふどう」、田中海運株式会社のタグボート「枡栄丸」、海上自衛隊の多用途支援艦「げんかい」による船舶火災消火活動
和歌山の海で働く船の一部が見れる貴重な機会となったのではないでしょうか。
願わくば海南海上保安署に消防船「なんりゆう」がいた頃に開催されていた港で働く船の博覧会が再び開催されないかなと…
その他の訓練の様子
ムーンブリッジの歩道からメイン会場の様子を覗いてみるとこんな感じ
1日目も2日目も大阪府大隊、兵庫県大隊がメイン会場で訓練だったようです。
メイン会場上空に飛来した兵庫県消防防災航空隊・神戸市消防局航空機動隊「KOBE-2」（JA02KB）
次ページでは2日目のメイン会場の様子を紹介していきます。
