2023年7月23日に関西国際空港展望ホール「Sky View」で開催された海上保安庁・空港消防イベントに行ってきました。
海上保安庁関西空港海上保安航空基地の機動救難士による海難救助デモンストレーション、空港消防隊（関西エアポートオペレーションサービス株式会社）の車両展示などがおこなわれ、多くの見学者で賑わっていました。
海上保安庁海難救助デモンストレーション
海難救助デモストレーションは、展望ホール「Sky View」エントランスホールを座礁船舶と見立て、メインホール側へロープブリッジにより要救助者を機動救難士が救出するという想定で、観客のちびっこたちの熱い声援をうけながらおこなわれました。
「ヘリを使った展示をしたかった…」とアナウンスの海上保安官の方が展示前に仰っていましたが、次回はぜひヘリをお願いいたします！
空港消防の車両展示
展望ホール「Sky View」駐車場では空港消防隊の現場調整車、大型化学高所放水車などの消防車両が展示されました。
関西国際空港消防隊は黄色の消防車で有名な空港用化学消防車をはじめ30台近い各種車両を運用しているようです。
現場調整車（関空消防16）
ヨコハマモーターセールス艤装で2019年10月運用開始の車両です。（参考）
車体が拡幅し、内部は総務省消防庁が各地に貸与している拠点機能形成車のように広いスペース内に椅子や机、大型モニターなどが設置されています。
航空機事故発生時には空港消防隊、常備消防、警察、海上保安庁、自衛隊などの組織がこの車両を拠点に指揮統制をおこなうようです。
大型化学高所放水車（関空消防9）
関空島内の航空機用燃料タンクの火災に備えて配備されている車両で、いわゆる化学車2点セットを構成する1台です。
艤装は日本機械工業です。（製造年は銘板を確認し忘れました）
給水車（関空消防7）
モリタ艤装で2006年製造（銘板記載）の車両です。
8000Lの水が積載されている各地の空港消防隊でよく配備されているタイプの車両です。
1ボックスタイプの車両（関空消防24）
「特別災害隊」と表記されているので、大型化学高所放水車などを運用するチームの指揮車的な車両と推測しています。
大型化学高所放水車と給水車の並び
機会があれば、今回展示された消防車両以外の関西国際空港消防隊が保有する車両もじっくりとみてみたいところですが、なかなか展示イベントの機会が…
関空消防の防火衣背面
帝国繊維の防火衣を使用していました。
関空消防のパッチ
