2022年10月23日に開催された奈良県防災総合訓練に行ってきました。
3年ぶりの開催となった今回の訓練は、橿原市の橿原運動公園を会場におこなわれ、橿原市付近を震源とする最大震度7の地震が発生したという想定のもとで大規模に開催されました。
久しぶりの大きな防災訓練の見学ということで、カメラ片手に充実した時間を過ごすことができました。(訓練だからこそ楽しめます)
今回撮影した各種働く乗り物や訓練の模様を簡単にまとめてみました。
被災地訓練会場の訓練の模様
メイン会場となる被災地訓練会場では消防、警察、自衛隊をはじめとした各関係機関や団体による様々な訓練が展示されました。
ドローン、航空機による情報収集訓練
特定非営利活動法人SECによるドローンを用いた情報収集訓練
様々なアナウンスをしながら、会場上空をドローンが飛行しました。
海上保安庁関西空港海上保安航空基地からは、MA954「はやぶさ2」号(サーブ340 JA954A)が上空に飛来し、被害状況の収集などをおこないました。
国土交通省近畿地方整備局は「きんき」号(AW139 JA86KK)により、被害状況の収集などをおこないました。
オフロードバイクによる情報収集訓練
奈良県警と陸上自衛隊第4施設団第7施設群のオフロードバイクによる被害状況の収集活動
収集した情報をもとに消防や警察などの救助隊が現場に駆けつけます。
消防、警察、自衛隊などによる救出救助訓練
土砂災害により埋没した要救助者、被災建物や車両に取り残された要救助者の救出のために奈良県広域消防組合消防本部を中心に、奈良県警察、陸上自衛隊、民間の救助犬団体(日本レスキュー協会)などの部隊による活動がおこなわれました。
災害救助犬による倒れている要救助者の発見
重機を使った奈良県広域消防組合消防本部救助隊の活動
会場に続々とやってくる消防車両
被災建物から要救助者を救出する奈良県警察広域緊急援助隊
その他の訓練やブース展示
その他にもライフライン機関などによる様々な訓練が行われました。あわせて、関係機関や団体による広報ブース展示もおこなわれていました。
道路啓開訓練に参加する国土交通省の道路パトロールカー
JAFやならk年レッカー事業協同組合による被災車両の移動
通信事業会社の移動基地局車による被災地通信復旧訓練
広報ブースに展示される国土交通省の排水ポンプ車
ヘリ離発着場での訓練の模様
ヘリ離発着場での訓練は残念なことに直接みることができなかったので、離れたところから見学、撮影をおこないました。
奈良県防災航空隊、奈良県ドクターヘリ
奈良県防災航空隊の「やまと2000」(ベル412EP JA20NA)は、孤立した要救助者をホイスト救助する活動を披露しました。
消防などによって土砂災害現場から救出された要救助者を、奈良県ドクターヘリ(EC135 JA818H)により緊急搬送
陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊
陸上自衛隊第3師団第3飛行隊のUH-1J(41868)は、陸上自衛隊第4施設団のレンジャー隊員を孤立地域に潜入させる活動を披露
海上自衛隊第22航空群第24航空隊のSH-60J(8288)による救援物資の輸送
全ての訓練のトリは、航空自衛隊航空救難団小松救難隊のUH-60J(88-4607)による孤立した要救助者の救助でした。